和ナシは、果皮が茶色がかった「赤ナシ系」と、薄い黄緑色をした「青ナシ系」に分かれます。近年人気の高い「幸水」「豊水」「南水」はともに赤ナシ、青ナシの代表的な品種は「二十世紀」です。どちらもシャキシャキとした食感、多めの果汁が特長です。
「ラ・フランス」に代表される西洋ナシは、実の上部が細くて下部がふくらんでいる独特の外見。果肉はやわらかく、高い香り、さわやかな甘みが楽しめます。
赤ナシ系の代表的な品種で、収穫期は8月下旬~9月上旬。甘みが強く果汁も豊富。ナシならではのシャキシャキした食感が楽しめる品種です。
育成 「菊水」×「早生幸蔵」
9月中旬過ぎに収穫を迎える品種です。「幸水」より一まわり大きく、甘み、酸味ともに濃厚で、果肉はやわらかめで多汁なのでみずみずしい食感が楽しめます。
育成 「リ-14」×「八雲」
長野県で1990年に品種登録された比較的新しい品種です。9月下旬以降に収穫を迎える晩生種で、貯蔵性も高いので年明けまで出荷されます。酸味のない濃厚な甘みです。
育成 「越後」×「新水」
西洋ナシの代表的な品種です。まったりとやわらかな肉質でさわやかな甘みと芳醇な香りが特長です。収穫は10~11月。実がやわらかくなったら食べごろです。長野県は全国2位の生産量です。